機動戦士ガンダム00 舞台感想
今日は機動戦士ガンダム00の舞台を観にいってきました。
正直私は今日めちゃくちゃ緊張しながら観劇していました。
元々舞台はあまり行けない(頻尿なので休憩ない舞台が怖い)のと、一番の理由としては、機動戦士ガンダム00は私がこの世で一番好きなアニメだからです。
断言できるほど昔から、今も、そしてこれからも一番好きなアニメだと思ってます。
ぶっちゃけ私は実写化や2.5に対してめちゃくちゃゆるゆる甘々判定で生きてます。けっこうクオリティがアレでも許せるタイプの人間です。三次元は三次元と割り切ってるから、誤解を恐れない言い方をすればそもそもの期待値が高くないです。とはいえ高ければ高いに越したことないですけど。
とはいえ、流石に自分がオタクやってきた中でいっっっっちばん好きなアニメの舞台は流石に緊張しました。そもそもモビルスーツをどうやって舞台で表現するの?というのが一番の心配どころでした。戦闘がないガンダム作品なんて無理だろうし、かといって変な演出だと興ざめでストーリーを追うどころではないし…と心配してました。
が、正直杞憂でした。
以下ネタバレ注意です。
⭐︎演出
モビルスーツでの戦闘をコックピットのみで表現する手法には驚きました。
最大で6つのコックピットが舞台を高速で動く動く…!!人力で動くのですが、とにかく動きが早い。舞台から落ちたりしないか、また演者のみなさんがコックピットから落ちないか心配でした(戦闘シーンでコックピット同士がぶつかって上で演者さんが絡むシーンとかがあって、足場不安定だった)。ただその甲斐あって戦闘の臨場感がすごかったです。
☆照明
意味がわからないくらい凄い。
00ではGN粒子という独自のキラキラした緑色の光が重要なキーなんですが、それが照明によってずっと表現されていました。他にもガンダムがビームを撃つシーン、アレルヤが脳量子波で介入を受けたりしたときの照明がとにかく凄い。
いかんせん照明が常時ギラギラ、そしてパッと高速で変わるので、途中ちょっとテレビの「フラッシュの光にお気をつけください」を思い出しましたが、戦闘シーンなのであれぐらいあった方が観客も盛り上がるかなと思いました。
舞台やミュージカルを観ていてこれだけ照明が凄いと思った公演は初めてです。
☆音響
映画館でもこんなに大音響じゃないかも、ぐらい迫力がありました。
私が座ってた位置は後ろの方とはいえど真ん中だったのですが、とにかく音の迫力がすごい。
あとアニメのBGMを使ってくれることは本当に嬉しかったです。00のオタクなので、アニメのBGMにはとにかく思い入れがあったので。しかも一番好きなアニメOP曲でちゃんと舞台中にOPがあったこと、一番盛り上がるシーンでそのOPが流れた時は涙腺に来ました。
☆ストーリー
よく1期を2時間半(休憩含む)でまとめられたな…!?と感動してしまいました。
流石に端折っている箇所が多かったので舞台からの初見でストーリーを全部理解するのは無理だろうとは思ったんですが、マリナ・沙慈・ルイスと日常パートを切り捨てた上で、4人のマイスターを軸に舞台をまとめてきたことにびっくりしました。
☆ キャラクター
みんなビジュアルが本家か…??と思えるぐらいすごい。
叫ぶシーンが多いせいかちょっと演者さんたちの声が枯れている箇所があったのですが、アニメにとことんビジュアルを寄せて貰えて、アニメのオタクとしてはそのリスペクトに感謝しかなかったです…。
・ガンダムマイスター4人
刹那がもう刹那だ…!って感じですんなり舞台に入っていけました。叫ぶところとかも、アニメをよく研究されたんだろうなと。
ロックオンも同様にロックオンでしかない…とびっくりしました。一方でアレルヤはどこからその二次元体型の男性を連れてきた?と思ったんですが鮎川太陽さんだって言う。とんでもなく二次元の体型をしていたので、ぴっちりめの服を着ているのにも関わらず本人でした。
正直00の舞台をやるにあたって一番キャスティングが難しいのは中性的な美しさが必要なティエリアだと思うんですけれど、よく連れてこれたなあって感心してました…よく連れてこれたね…凄い…。
ガンダムマイスターみんな二次元から連れてきちゃったの…?
アレルヤとティエリアだけ声のイメージがちょっとアニメの声優さんとは逆だったので最初混乱しましたが、そんなの最初だけで後はもう本人だ!!!ってのめり込みました。最高でした。
・トレミーのメンバー
フェルトの声が可愛いので帰ってから調べたらNMB48のアイドルなんでびっくりしました…。てっきり声優さんかと。スメラギさんは本人かと思いました。
・ユニオン
グラハムエーカーが気持ち悪かったので安心しました。ビリーも出してくれたので安心して二人の掛け合いを見てました。
・人革連
ソーマピーリス好きなんですが、中尉との掛け合いにワクワクしてました!
あとソーマが可愛い。
・AEU
今回一番話題をかっさらったのはここではないでしょうか。
みんな大好きパトリックコーラサワー。
日常パートがほぼない中で清涼剤となった不死身のコーラサワー。ちょっとアドリブ?を混ぜながらカティに迫るところが最高でした!アニメのままのコーラサワーで、出てきて観客がみんな笑うところの空気感がよかったです。あとカティが格好良すぎたのでコーラサワーじゃなくても惚れる。
・スローネ三兄弟
半ズボンが似合う男と、ぴっちりした服が似合う男、そして可愛い女の子。
またも二次元から連れてこられた3人すぎて、キャスティングの仕事ってすごいんだなって…。特にネーナ役の声や演技が違和感なく、かつ可愛くて憎たらしい演技をしていたので観ていてわくわくしました。ネーナって作中でも屈指の悪い子だし許せないぐらい酷いことをするけれど、でも可愛い!って言う可愛さがないとダメなので、そこのところの塩梅が良かったかなと。惜しむところは、ネーナの悪役ぶりを際立たせるためにはルイスがいないとダメなんですが、今回尺の関係でルイスは出てこないのでそこだけ残念です。
・アリーアルサーシェス
迫力がすごい。
アニメでは声優さんがけっこうな有名どころなだけあって、舞台ではどうなるかと心配していたのですが、それも杞憂でした。
戦闘メインなだけあってかなり出番が多かったですが、とにかくゲス野郎で安心しました。あと私が大好きなアリーアルサーシェスのテーマ「COUNTER ATACK」をBGMで使われた時は感動のあまり咽び泣くかと思いました。
・リボンズアルマーク
この難しい役をよくできるな〜と。
今回は舞台の語り部的な役割でしたが、赤澤さんが大分本家に寄せてたことが凄かったです。赤澤さん前に生で観たのが多分テニミュの芥川慈郎なのでそこからのギャップも凄かった。声色自由自在なんですか?
とにかく素晴らしかったです。
自分が一番好きなアニメコンテンツの舞台も観劇することができて凄く良い日でした。
2期ももしかしたら舞台化するんだろうな、と言う気がしてるんですが今からとても楽しみです!迫力満点でした!